税理士まめブログ

2014.01.17 銀行取引明細書について その1

こんにちは。大阪の本町で公認会計士・税理士事務所をやっている小豆澤です。
今日は、銀行取引明細書について書きます。

銀行取引明細書は銀行ごとに借入金・預金残高を一覧表にしたものです。
この資料も法定化されたものではなく、名称も様式も銀行によって異なります。
一般的に以下のようなものです。


ただ、銀行にとって他行とどういう取引をしているかということは、大変重要な情報なので、
必ず提出を求められる書類です。

では、銀行取引明細書の何に注目するのでしょうか?

まず、メイン銀行はどこかに注目します。
普通は借入金残高が最も多い銀行がメイン銀行になります。
メイン銀行とは会社の銀行取引の中心となる銀行です。銀行取引には、借入、預金、
決済、外国為替など色々あります。
その中でメイン銀行決定の核となるのは借入です。会社の借入は銀行からの信用
供与となり、銀行は会社に対して貸倒リスクを負うことになるからです。会社が倒産
して最も困るのは、融資残高が最大の銀行です。

したがって、通常は融資残高(会社から見れば借入金残高)が最も多い銀行がメイン銀行になります。
銀行取引明細書の銀行掲載序列も借入金の大木銀行から並ぶのが通例であり、最上位に
記載している銀行がメイン銀行になります。

ただ、いつでも融資残高が最も多き銀行がメイン銀行になるわけではありません。
借入金残高は他の銀行より少なくても、メイン銀行になる場合もあります。

メイン銀行はこれまでの会社の歴史的経緯にどのように関わってきたかも重要な要素だから
です。過去、会社が困ったときに助けてくれた銀行がメイン銀行になっているケースもあります。
そうした銀行は融資残高が少なくても、従業員取引や社長の家族などの個人取引で
厚い取引をしていたりします。

また、メイン銀行は借入や預金などの数字だけで決まるものではありまえん。
双方の「思い」も重要です。会社も銀行も共に「メイン」だと意識していることが大切です。

会社がメインだと意識していれば、大切な情報は真っ先にメイン銀行に伝えなければなり
ませんし、メイン銀行も重要情報を自分は知らないのに、他行が知っているのでは、
メインとしてのメンツが立ちません。

情報をどれだけ共有できているかがポイントです。 会社と銀行の両者の思いが
メインとして合致していると、銀行取引においてメイン銀行は特別な地位を
与えられることがあります。借入金や預金の額が首位であることは言うに及ばず、
給与振込などの従業員取引や外国為替などで大きなシェアを占めることもあります。

と、長くなりましたので次回に続きを書きます。

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