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インボイス制度 その1 インボイス(適格請求書)について
2023.09.02
インボイス(適格請求書)について
2023 年 10 月 1 日から始まる「インボイス制度」とは、消費税の仕入税額控除の金額を正しく計算するための制度です。インボイスとは、一定の記載要件を満たした請求書などの証憑書類を指し、正式には適格請求書といいます。
インボイス制度の導入後は、仕入税額控除の要件として「適格請求書発行事業者が発行する適格請求書を受領すること」が買手(発注側)に求められます。売手(受注側)が、買手(発注側)に対し正確な適用税率や消費税額等を伝えるための手段として適格請求書(=インボイス)を交付し、買手(発注側)は売手(受注側)より交付された適格請求書を保存することで、仕入税額控除の要件を満たします。また、売手(受注側)は交付したインボイスの写しを保存しておく必要があります。
具体的に、インボイスは現行の「区分記載請求書」に「登録番号」、「適用税率」及び「税率ごとに区分した消費税額等」の記載が追加されたものをいいます(下図参照)。様式は、法令又は通達等で定められておらず、必要な事項が記載されたものであれば、名称を問わず、手書きであっても、インボイスに該当します。また、複数の書類(納品書・請求書等)で記載事項を満たしていれば複数の書類を合わせて一のインボイスとすることが可能です。
また、⑤の「税率ごとに区分した消費税額等」の端数処理は、一のインボイスにつき、税率ごとに1回ずつとなり、従来の算定方法と異なるため注意が必要です。
参考 国税庁軽減税率・インボイス制度対応室 インボイス制度ーオンライン説明会ー
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